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アッシュの「虎狩り」とウィドウメイカーの「白蛇」の制作舞台裏

アッシュの「虎狩り」とウィドウメイカーの「白蛇」の制作舞台裏

闇に潜む蛇の精が銃のスコープを通して獲物を捉えます。致命的な一撃が着弾する直前、虎の姿をした巨大なロボットが進み出て、スナイパーの凶弾から女主人を守った。一瞬の猶予を得た彼女は後退し、危害を加えようとしてきた相手に銃を向けた。戦いの火花が散る獣たちの戦場に、あなたはいま足を踏み入れようとしています。

「オーバーウォッチ」旧正月は、文化の祝祭であり、多くのチームメンバーにとって大切なイベントです。コンセプトアーティストにとっては、彼らが作り出すスキンを通して物語を伝えるチャンスでもあります。過去には呉承恩の 「西遊記」四神、そして羅貫中の 「三国志演義」に登場する偉大な武将たちをモチーフにしたスキンを送り出してきました。

今年は丑年を祝して伝説の獣たちが集いました。エコーの「カササギ」で戦場を軽やかに飛び回り、ウィドウメイカーの「白蛇」で暗闇から敵にとびかかったり、アッシュの「虎狩り」で虎と化したB.O.B.を油断した敵にけしかけましょう。

シニア・コンセプトアーティストのDavid KangとコンセプトアーティストのTim Guoが、本イベントのアッシュとウィドウメイカーのスキンに命を吹き込む過程、そして旧正月のデザインを創作することの意義について語ってくれました。


新しいものを創作する際に、特にワクワクした気持ちになるプロセスはありますか?

カン: 個人的には、最終的なデザインを決める前に考え出す初期のアイデアやデザインの過程が好きですね。皆さんが目にするのは最終的なスキンだけですが、同じテーマであっても採用されないコンセプトが3つか4つほどあります。それぞれのスキンを制作する際にまず調査を行うんですが、このステップをいつも楽しんでいます。いつも新たな学びがあるんです。今回は韓国の神話と動物についてたくさん学びました。

グオ:私は「オーバーウォッチ」のヒーローを、異なる文化から得たインスピレーションとうまく融合させるのが好きです。新しいデザインを作り出す際に、さまざまな素材、質感、表面処理を検討して、デザインに文化や歴史を反映させる工程が大好きなんです。実は今回のスキンは、私がキャラクター・コンセプトチームに入ってから初めて手掛けるレジェンダリー・スキンだったので、デザインの美術面と技術面の相応において、チームのみんなに助けてもらいました。

 

今回のスキンはどういった神話をモチーフにしていますか?

カン: アッシュのスキンのヒントになったのは、熊と虎にまつわる韓国の神話、「檀君」でした。この物語では、虎と熊が人間になりたいと神に祈ります。その祈りを聞き届けた神は、彼らに20個のニンニクとヨモギを与え、これらの聖なるものだけを食べて、太陽の光の届かないところで100日間過ごすよう命じました。虎が諦める一方で、熊は耐え続けて人間になります。そういうわけで、アッシュは熊、B.O.B.は虎をテーマにしました。

グオ: ウィドウメイカーのスキンは、中国の民話「白蛇伝」をヒントにしたもので、その物語では白蛇の精が白娘子という名の女性に姿を変えて登場します。

Tiger Huntress Ashe Concept Art

 

今回のスキンに個人的な思い入れはありますか?

カン: 私自身が韓国人なので、韓国の旧正月スキンをやるのは当然気持ちが入りますね。スキンを作りながら、子供の頃に韓国の学校で習った神話の思い出が蘇ってきました。

グオ: 私のような中国人の多くは、「白蛇伝」の小説を読んだり、テレビでドラマや映画を見たりして育っているので、自分なりの白娘子像を「オーバーウォッチ」に落とし込むことができて嬉しかったです。

今回のキャラに一連のテーマを選んだ理由を教えてください。

カン:人間と動物の神話は、アッシュとB.O.Bにピッタリだと思いました。全てがしっくり来たんです。人間に変異する熊と、虎の姿をしたB.O.B。

グオ: 「白蛇伝」の白娘子は、危険な生き物でありつつ、美しい女性としての側面もあります。その2つの性質を備えているウィドウメイカーはピッタリだと思いました。この伝説は私にとっても既になじみ深いものでしたが、こんなにたくさんのバリエーションがあるとは知りませんでした。最終的には、壁画、絵画、映画、テレビ番組、京劇に至るまで、様々なメディアにおける白娘子のビジュアルを深く掘り下げて調べました。

Pale Serpent Widowmaker Concept Art

 

旧正月スキンをデザインする上で一番好きな部分は何ですか?

カン:こうした神話に出会うことがなかったかもしれない世界中のプレイヤーの皆さんに東洋文化を伝えられるのにやりがいを感じます。

グオ: そうですね、旧正月スキンのデザインに取り組むにあたって一番好きな部分は、自分自身の文化を取り入れてそこに物語を見出して、それをヒーローを通して伝えられるところです。それと、暗くて尖った感じのテーマとは別に、カラフルで華やかなおめでたいスキンを作れるのも魅力です。

今回のスキンのお気に入りのディテールはありますか?

カン: アッシュとB.O.Bの背中に、韓国の伝統芸術を模して熊と虎のデザインを取り入れたところですね。

グオ: このスキンのお気に入りのディテールの一つはヒスイのブレスレットですね。民話では、白娘子の傍らには常に「小青」という緑色の蛇のお供がいます。彼女を外したくはなかったので、蛇の形をしたヒスイのブレスレットで小青を表現してみました。

Pale Serpent Widowmaker Weapon Concept Art

 

どのようにしてこれまでのスキンと差別化していますか?

カン: 限られたシルエットの中で、可能な限りこれまでにないようなスキンを目指しています。素材、色、そして何よりもテーマを模索しながら制作しています。

グオ:私も他のスキンとの差別化を図るうえで、まずシルエットを可能な限り分解して考えていますね。これまで使われていない色を使うようにもします。今回は白、銀、ピンクといった淡い色に、アクセントとして紫や緑を差し込んでいます。珍しい組み合わせなので、トーンが暗めの他のウィドウメイカーのスキンと並べても際立ちます。

 

今回のスキンやイベントで、どういった要素が一番プレイヤーに響いてほしいですか?

カン: スキンの背景にある物語やアイデアを知ってもらえたら最高ですね。背景を知ることによって、もっと好きになってもらえるはずです。

グオ: 伝説や民話の生き物には必ず驚きや遊び心、そして神秘性があります。このスキンでプレイヤーに同じ感覚を呼び起こすことができたら嬉しいです。背景にある物語をよく知らない方は、今回のスキンがきっかけとなって、私たちにインスピレーションを与えてくれた素晴らしい芸術作品や文学に触れてもらいたいです。


お祭り仕様のカスタマイズ・アイテムやウィークリー報酬、そして無法者としてのスキルが試される新バトル「バウンティ・ハンター」で 「オーバーウォッチ」旧正月をお祝いしましょう!

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