バイオグラフィ
- シンメトラ, 年齢:28歳
- 職業:建築技師
- 活動拠点:インド、ユートピア
- 所属:ヴィシュカー・コーポレーション
「秩序の乱れこそ、人類の真の敵」
シンメトラは文字通り、現実を捻じ曲げる。硬質光から生み出す物体を意のままに操る彼女は、完璧な社会を構築し、世界をあるべき姿に導こうとしている。
オムニック・クライシス後、南インドのヴィシュカー・コーポレーションは新たな自立型都市を建設し、家を失った人々に新たな住居を提供するプロジェクトを開始する。こうして、最新の硬質光テクノロジーを用いた都市、“ユートピア”が誕生した。このテクノロジーは道や住居、公共施設などを瞬時に生み出すことを可能にするものだった。
施光アーキテックの素質を持つ者は少なかったが、貧困にあえいでいた年若きサティヤ・ヴァスワニもその1人だった。ヴィシュカーのアーキテック・アカデミーに入学して以来、彼女は一度も故郷には帰れなかった。孤独な生活に耐える為、勉強と訓練に打ち込んだ彼女は、すぐさまこのテクノロジーに習熟し、優秀な成績を収めた。他の生徒が形式的、機械的に硬質光で物質を生成するのに対し、彼女は故郷の伝統的な踊りを取り入れた動作で、糸を紡ぐようにして生成する。
サティヤはユートピア建設にも参加したが、ヴィシュカーは彼女の中にもっと大きな可能性を見出していた。“シンメトラ”の名を与えられた彼女は、企業の利益増加と他国への影響力拡大のため、秘密任務に派遣されるようになった。
シンメトラは、自らの行動が社会に貢献するものだと信じている。しかし、自分の望む統制と秩序は、人類にとって本当に望ましいものなのか。その答えは、まだ出せずにいる。
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