バイオグラフィ
- ジャン=バティスト・オーギュスタン, 年齢:36歳
- 職業:コンバット・メディック
- 活動拠点:ハイチ、トルトゥーガ(当時)
- 所属:元・カリブ海連合、元・タロン
「俺が死なせるものか」
かつてタロンに所属していたコンバット・メディックのバティストは、戦争で被害を受けた人々のためにその力を振るう。
3,000万人もの孤児を生んだオムニック・クライシス――ジャン=バティスト・オーギュスタンもその1人だった。決して豊かとはいえない厳しい環境で育ったバティストは、生きていくための手段として軍隊に所属する。クライシス後に結成された対抗組織、カリブ海連合が彼の新たな家となり、人々を助けたいという強い意思から、連合の精鋭特殊部隊所属のコンバット・メディックとなった。
軍役を終えたバティストは、自分の能力を活かせる仕事が見つからず苦労していたが、やがて限られた選択肢の中から、戦後の混乱を利用して利益を得る数多くの組織のひとつ、傭兵部隊のタロンに加わる道を選んだ。
そこでバティストは初めて、豊かな暮らしというものを味わった。タロンの仕事は容易なうえ報酬も良く、彼は故郷で診療所を開くための貯蓄を始めることもできた。ところが、部隊に課される指令は徐々にエスカレートしていき、任務のなかには暗殺や市民の犠牲を伴うものが増えていった。部隊の行動に疑問を持ったバティストはそこであることに気づいた――故郷の破壊を招いた暴力の連鎖に、彼自身が加担していることに…自らの行いを悔いたバティストはタロンを離れ、新たな道に進もうと決意する。
だがタロンはそれを見過ごしはしなかった。バティストは知り過ぎていたのだ。彼を粛清するべく、タロンは数々の刺客を送り込み、そのなかにはかつての仲間たちもいた。バティストは身を潜めるために各地を転々としながら、世界中で人道援助活動に参加するようになった。彼の居場所を突き止めた数少ない刺客たちは皆、その後ぴたりと消息を絶っている。
より良い世界を目指すバティストは、助けを求める人々に手を差し出し、彼らを害す者には制裁を下す。過去の行いを消すことはできない。重要なのは今何をするかだ――彼はそう理解している。
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